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<なでしこL・マイナビ仙台>ユースチームが始動 トップリーグで東北初設立

始動したユースチームの練習でボールを追う1期生たち。右端は小川監督=仙台市泉区の仙台白百合学園

 サッカー女子、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディース(仙台)のユース(18歳以下)チームが4月から活動をスタートさせた。トップリーグのチームでの設立は東北初。既存のジュニアユース(15歳以下)との一貫した指導体制を確立し、東北の女子サッカーの強化を図る。
 1期生はジュニアユースから昇格した8人と、青森、山形、栃木から加入した6人の計14人で、全員が高校1年生。クラブが連携協定を結ぶ仙台白百合学園(仙台市泉区)の人工芝グラウンドを拠点に週6日の練習などで技術を磨く。
 東北女子リーグ(南東北リーグ)にも参戦。4月13日の初戦は上の世代となる仙台大に3−3で引き分ける奮闘を見せた。
 指導に当たる小川翔平監督(26)は「基本技術を高めながら個々の特長を伸ばしたい」とコンセプトを説明。「仲間や相手の動きを見て、プレーの選択肢がいくつあったかをしつこく尋ねる」と観察眼と判断力を養うことを重視する。
 リーグ4連覇中の日テレや強豪のINAC神戸などリーグの各チームは既にユースチームを持ち、育成した選手がトップチームに昇格する。仙台はこれまで、ジュニアユースで育った選手は他のクラブや高校に進むしかなかった。
 ジュニアユースから昇格したGK阿部ほのか選手は「ユースができてトップチームがさらに近い存在になった」と目を輝かせる。仙台白百合学園高が選手の受け入れ先となり、寮も完備。栃木県大田原市から加入したMF猪瀬結子選手は「これだけ良い環境でプレーに打ち込める場は他にない」と喜ぶ。
 今後は選手を増やし、トップチームに昇格できる人材の育成を進める。小川監督は「全員を上げるつもりでやっている。選手でなくても、指導者やトレーナーとしてクラブに関われるような人間性も育てたい」と意気込む。


2019年05月10日金曜日


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