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スズメバチの体液 二日酔い予防に効果 健康飲料開発へ 盛岡・川原商会

川原商会販売のスポーツ飲料「ベスパ」シリーズ

 飲料製造販売の川原商会(盛岡市)が、スズメバチから抽出した体液でアルコールの分解を促進する健康飲料の開発に取り組んでいる。二日酔いの予防効果が期待できるという。
 川原商会はこれまで、スズメバチの体液を原料に体脂肪をエネルギーに変えるスポーツ飲料「VESPA(ベスパ)」シリーズを販売してきた。運動部の中高生や海外のオリンピック選手から「疲れにくい」と評判だという。
 今回は、肝機能を活性化させるとされる効能に着目した。男性社員がワイン360ミリリットルとベスパを飲んだところ、2時間半後には呼気1リットル中のアルコール濃度が0.27ミリグラムから0.10ミリグラムに低下。ベスパを飲まなかった場合に比べて0.05ミリグラム低かった。
 開発計画は今年、東北経済産業局による地域産業資源活用事業に認定された。今後、100人規模でアルコール分解の実証試験などを実施し、年内の発売を目指す。
 スズメバチの体液を使用した飲料は抽出や防腐に特殊技術を要するため、世界的にも類似品はない。川原康範社長は「技術を駆使して確実に効果のある商品を開発したい」と意気込んでいる。


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2019年05月10日金曜日


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