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<吾妻山警戒引き上げ>レベル2 山体膨張を観測 小規模噴火の可能性

 仙台管区気象台は9日、山形、福島両県にまたがる吾妻山(吾妻連峰)で小規模な噴火の可能性があるとして、噴火警戒レベルを「活火山であることに留意」の1から「火口周辺規制」の2に引き上げた。半径約1.5キロの範囲で大きな噴石に警戒を呼び掛けている。
 警戒レベルは4月22日、2から1に引き下げられたが、今月5日から火山性地震が多い状態が続き、9日夕から浄土平観測点(大穴火口の東南東約1キロ)で山体膨張を観測した。レベルの引き上げは2018年9月以来8カ月ぶり。
 警戒を呼び掛けるのは、吾妻連峰を構成する一切経山(1949メートル)の南側の大穴火口から約1.5キロの範囲。福島市と福島県猪苗代町の一部で、小規模な噴火による噴石が飛散する可能性がある。1.5キロ外でも火口の風下では降灰や小さな噴石、火山ガスにも注意が必要になる。
 管区気象台の久保田勲火山防災情報調整官は「風向きにより降灰などがあるかもしれないが、居住地への影響は少ない。大穴火口付近には近づかず、自治体の規制に従ってほしい」と呼び掛けた。
 米沢市は10日、火口付近の立ち入り規制を知らせる看板を登山口など5カ所に設置するとしている。


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2019年05月10日金曜日


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