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<バドミントン>ナガマツに勢い 先月、初の世界ランク1位に 攻撃を追求、五輪へ好位置

練習で力強いショットを放つ松本(左)と、永原

 バドミントン女子ダブルスの永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)が、4月末に初めて世界ランキング1位となり、東京五輪代表選考レースで好位置に付ける。ともに23歳のペアは、男女混合の団体戦で争う国・地域別対抗戦、スディルマン杯(19〜26日、中国)にも初選出された。長身から繰り出す攻撃力を武器に、勢いに乗っている。

 8日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター。スディルマン杯の代表が集まった練習で、シャトルをたたく音がひときわ響く。永原は170センチ、松本は今回の男子代表を含めて2番目の177センチの長身。高い打点から打ち下ろすスマッシュの威力はチームメートをしのぐ。
 「高さを生かした攻撃は世界に通用する」(松本)。昨夏の世界選手権は、松本が積極的に前衛に出て強打する形がはまり初優勝した。元は後衛の2人が、ともに前衛もこなせるのは強み。その日のコンディションによって位置を変える。永原は「攻撃のバリエーションが増える。もっと追求したい」と貪欲だ。
 1年前の日本4番手から駆け上がった。ワールドツアー最上位の全3大会で決勝進出。世界ランクは、1年間で獲得した上位10大会のポイントで決まる。トップレベルでは、格付けの高い大会で4強以上に入らなければ、ポイントの上積みが難しい中、安定した成績を残した。世界ランク1位に躍り出て、永原は「驚きが大きく、実感がない」と照れくさそうに笑う。
 強豪の中国や韓国から研究される立場になった。松本は「攻撃的スタイルを貫くのが理想」としながら、攻撃を封じられる展開も踏まえ、「なんとか相手をかわして攻撃に移る作戦を立てる」。理想に固執せず、レシーブでしのいで得点につなげる場面も出てきた。
 五輪代表枠は最大2。世界ランク2位の福島由紀(青森山田高出)広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)、同4位でリオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス、宮城・聖ウルスラ学院英智高出)の2ペアとしのぎを削る。
 選考レースはスディルマン杯から本格化する。永原は「4年前はレースの存在さえ知らなかった。その場に立てているだけでうれしい」、松本は「出だしが大事だと思う」。まずはスディルマン杯で結果を残し、初のレースの流れをつかみたい。(佐藤夏樹)


2019年05月10日金曜日


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