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気仙沼大島の魅力ギュッ 島内に7月商業モール 計6店舗、テラスも

野杜海のイメージ図

 気仙沼大島大橋で本土とつながった宮城県気仙沼市の大島に市が整備している観光拠点内に、島の商店主らが7月、商業モール「野杜海(のどか)」を先行オープンさせる。地元の食材を生かした料理店や新鮮な魚介が買える鮮魚店など6店舗が入る。例年以上に観光客の増加が見込まれる夏に、待望の受け入れ施設ができる。
 大島ののんびりした様子をイメージした「野杜海」は、東日本大震災で被災した浦の浜地区の商店主らがつくった合同会社が運営する。
 観光拠点(9890平方メートル)の敷地910平方メートルに建設。木造平屋6棟で延べ床面積計480平方メートル。事業費は約1億円で県の補助金を活用した。海を望むオープンテラスも備える。
 4店舗が郷土料理やカフェなどの飲食店で、大島のカキやホタテ、ウニなどが味わえる。他の2店は鮮魚店とスーパー。購入した魚を焼ける場所もできる予定だ。
 合同会社はワカメやホタテの水揚げなどの体験事業を手掛け、ウニ祭りなどの催しを定期的に開催する計画も立てている。
 野杜海は当初、大型連休前に開店する予定だったが、市の造成工事の遅れで間に合わなかった。4月上旬に着工し、今月下旬にも建物の建設が始まる。
 7月の施設オープン時には5店舗が開店を見込む。観光拠点全体の完成は2020年3月の予定で、市は野杜海の隣に産直などを備えた施設を整備する。
 大型連休中は亀山や龍舞崎に向かう道が渋滞し、島内で行き場を失う観光客の姿が目立った。野杜海には観光の中核施設としての役割が期待される。
 合同会社の小山春幸代表(60)は「観光客に大島の良さを存分に感じてもらう空間にしたい。島内の人と物が集まり、交流が深まることが島の活性化にもつながるはずだ」と話した。


2019年05月11日土曜日


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