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杜の都に自転車実業団 仙台拠点、16人で始動 作家・熊谷達也さんGM

GMの熊谷さん(右端)ら「チーム・ナクレ」のメンバー

 仙台市在住の直木賞作家熊谷達也さん(61)がゼネラルマネジャー(GM)を務める自転車ロードレースの実業団「Team nacree(チーム・ナクレ)」が誕生した。20〜60代のメンバー16人で始動し、全国各地のシリーズ戦に出場するほか、イベント参加などを通じて自転車の楽しさをアピールする。
 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)主催のJプロツアーに次ぐカテゴリーで、年間約40レースある「Jエリートツアー」に挑む。代表で青葉区のフレンチレストラン「ナクレ」オーナーシェフの緒方稔さん(37)は「仕事と両立させながら実業団のフィールドでもまれ、東北を代表するアマ選手になれればいい」と抱負を語る。
 熊谷さんは、2月に出版された新刊で仙台の架空の実業団を題材にした「エスケープ・トレイン」(光文社)を書いた。緒方さんとはもともと自転車仲間。一緒にチーム構想をまとめ、本格的なレースに興味のある知り合いに参加を呼び掛けた。
 JBCFのロードシリーズに参戦するには4人以上の選手に加え、選手をサポートするチームアテンダントも必要だ。熊谷さんらが日本自転車競技連盟のライセンスを取得し、JBCFへの登録を果たした。チームジャージーは黒地に白色のチーム名が入っている。
 現在の登録選手は学生と社会人の計8人。監督に就任した東北工大職員の半沢勝之さん(51)は「もっと若ければ自分もレースに出たいが、今は勝ちたいという若い人と一緒に夢を追ってみたい」と話す。
 近年、ツール・ド・東北をはじめ、レース以外のイベントも各地で催されている。熊谷さんは「自転車には便利さだけでなく、遊びや楽しさの付加価値がある。若いサイクリストのサポート態勢を整えながら自転車文化を根付かせ、地域に役立ちたい」と展望する。
 県内のJBCFのJエリートツアー登録(2018年2月現在)は4チームある。


2019年05月11日土曜日


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