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<気仙沼震災遺構>伝承館、99%が「満足」 アンケート来館者の7割「県外」

大型連休後も多くの人が訪れている気仙沼向洋高の旧校舎=11日

 宮城県気仙沼市が震災遺構の気仙沼向洋高旧校舎を公開するため整備し、3月に開館した「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」の来館者の99.2%が施設の内容に満足していることが、同館のアンケートで分かった。県外からの来館者が7割を占め、震災の記憶を広く発信している。

 施設の満足度について「大変良い」との回答が79.8%、「良い」が19.4%だった。自由記述では「大変な震災だったことを再認識させられた」「津波のリアルな恐ろしさを感じた」「防災、減災の教科書となる」などの声があった。
 「あまり良くない」は0.8%で、いずれも順路の分かりにくさを指摘した。「良くない」はなかった。伝承館は遺構のマップを新たに作るなどして対応した。
 来館者の所在地は、県外が69.9%、気仙沼市を除く県内が17.3%。気仙沼市内は12.8%と最も少なかった。
 伝承館では最上階の4階まで浸水した南校舎や、乗用車が折り重なる渡り廊下などが見学できるほか、津波や被災者の思いを伝える映像も流されている。今月6日現在、2万3270人が来館。大型連休中は1万1982人が訪れた。
 アンケートは、開館日の3月10日から4月30日までの来館者計475人が記述式で答えた。


2019年05月12日日曜日


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