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<仙台ハーフマラソン>「次元が違う」いだてんに周囲驚嘆 五輪日本代表狙う選手集結

日本人トップ争いする佐藤(21)と村山謙(3)らに声援を送る大勢の参加ランナー

 2020年東京五輪マラソン日本代表を狙うトップランナーが杜の都を駆け抜けた。仙台市内で12日にあった第29回仙台国際ハーフマラソン大会には地元出身の村山謙太(26)=旭化成、宮城・明成高−駒大出=や、マラソンの五輪代表選考会(MGC)出場権を持つ選手が多数出場した。記録更新が相次いで日本男子マラソンへの関心が高まる中、参加者らはハイレベルな走りを間近で見て「次元が違う」と舌を巻いた。
 トップ選手のスピードには、ハーフを1時間20分で走る健脚の市民ランナーも目を見張った。仙台市太白区の東北大助教小室淳史さん(32)はスタート後、折り返して来たトップ選手と擦れ違う。「飛ぶように走っていて次元が全く違った」。思わず見とれた。
 今大会に参加したMGC出場権獲得者は男子9人、女子2人。東京五輪を目指す村山謙はMGCランナーの佐藤悠基(32)=日清食品グループ=と日本人トップの座を争い、終盤までデッドヒートを繰り広げた。
 山形市の会社員飯野弘章さん(51)は、競り合う2人の姿に「いつ着地しているのかと思うほど軽やか。世界を目指す選手はオーラがあり、そこだけ空気が違って見えた」と感じ入った。
 観衆にも鮮烈な印象を残した。仙台市桂小2年の細貝明日奈さん(7)は「歩幅が大きく、チーターのように速くて格好良かった」。青葉区の会社員西條公美さん(65)は「400メートル走かと勘違いするほど速く、同じ人間とは思えない」と驚いた様子だった。
 ハーフの男子は佐藤が2位、村山謙が3位、女子はともにMGC出場を予定する野上恵子(33)=十八銀行=が優勝し、小原怜(28)=天満屋=が2位に入った。
 仙台ハーフは来年、第30回大会の節目を迎える。五輪イヤーの熱気がスポーツへの意欲をかき立てる。仙台市四郎丸小5年の佐藤悠乃介君(10)は「生でレースを見たのは初めて。いつか自分も五輪を目指す選手ぐらい速く走ってみたい」と目を輝かせた。


2019年05月13日月曜日


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