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<仙台ハーフマラソン>野上自信得るV 力残しつつ自己ベスト 女子

ハーフ女子 15キロ付近で小原(中央右)と競り合う野上(中央左)(藤井かをり撮影)

 「まだ走れるかな」。力を残しつつも自己ベストをマークして優勝した野上はけろっとしていた。活動拠点の長崎県記録を塗り替えるおまけも付き「優勝できたことが自信につながる」と大きくうなずいた。
 レースは予想通り、小原(天満屋)との一騎打ち。9月のMGCでもライバルとなる小原の姿を見て「体が絞れている。私より速いんだろうな」と劣等感はいっぱいだった。頭の中はマイナス思考でも「勝ちたい気持ち」はあふれていた。17キロ付近で前に出ると、そのまま逃げ切った。
 ジュニア時代から日本代表として活躍するなどエリート街道を進んだ小原とは対照的に、険しい競技生活を送ってきた。
 兵庫・須磨学園高卒業後に入ったサニックスが廃部となり、2006年12月に長崎の十八銀行へ移籍。故障がちで思うように距離が踏めず、15年の名古屋ウィメンズでマラソンに挑戦した時は29歳になっていた。
 マラソンの東京五輪代表を争うMGCまで4カ月。「ほかの選手より記録で劣っており、まだ力不足。持ち味である粘り強さ、めげない姿を出して臨みたい」。杜の都で得た自信を胸に、決戦のスタートラインに立つ。兵庫県小野市出身、33歳。160センチ、45キロ。(剣持雄治)


2019年05月13日月曜日


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