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<天皇杯サッカー>仙台大4年ぶり県代表 ソニー仙台を2−1で下す

ソニー仙台―仙台大 前半22分、右CKに頭で合わせて先制し、仲間と喜ぶ仙台大の人見(左から3人目)

 第99回天皇杯全日本サッカー選手権県予選を兼ねた河北杯争奪第23回県選手権(県サッカー協会主催、共同通信社・河北新報社共催)は12日、利府町の県サッカー場で決勝があり、仙台大が日本フットボールリーグ(JFL)のソニー仙台を2−1で下し、4年ぶり3度目の全国大会出場を決めた。
 仙台大は前半、セットプレーから人見が決めて先制。後半に追い付かれたが、再び人見が左クロスを頭で合わせて勝ち越した。
 全日本選手権は25日に開幕。仙台大は同日、福島市の県営あづま陸上競技場で行われる1回戦で福島代表のいわきFCと対戦する。

 ▽決勝

仙台大 2/1―0/1 ソニー仙台
      1―1
▽得点者【仙】人見2【ソ】菅井

<人見が2得点>

 【評】仙台大が競り勝った。前半22分、右CKを人見が頭で合わせて先制。1−1の後半30分はカウンターからの左クロスを人見が頭で押し込んで勝ち越した。ソニー仙台はシュート数で仙台大を上回ったが、1得点にとどまった。

◎猛攻耐え好機生かす

 仙台大の執念が勝った。天皇杯県決勝で3年続けてはね返されていたソニー仙台を破って頂点に立った。嵯峨主将は「全員が最後まで犠牲心を持って戦い抜いた」と仲間と抱き合ってうれし涙を流した。
 ソニー仙台はJFLでも屈指の攻撃力を誇る。仙台大は激しくプレッシャーをかけて両翼の動きを抑えるとともに、ゴール前に人数をかけて守りを固め、相手FW陣を自由にさせなかった。センターバック藤岡は「体をしっかりぶつけ、かわされても素早くカバーしてフィニッシュまでさせなかった」と語る。
 我慢を重ねたご褒美が人見の2得点だろう。「好機はわずか。決めるのはこれしかないと思った」。前半のセットプレー、後半の左クロスとも思い切り飛び込んで頭で決めた。指揮を執った吉田ヘッドコーチは「ピンチや劣勢に押しやられても、全員が最後まで前を向き続けた」と賛辞を惜しまなかった。
 嵯峨主将は青森山田高出身で、全国高校選手権優勝メンバー。人見は決勝で対戦した群馬・前橋育英高の先発FWだった。全国を経験した選手が主力となり、戦力の幹を太くしている。嵯峨主将は「1戦必勝で勝ち抜きたい」と大舞台を見据えた。
(山本武志)

 <サイド攻撃精度欠く>
ソニー仙台は決勝で4年ぶりに仙台大に苦杯をなめた。荻原主将は「相手はゴール前の熱量、執念が自分たちを上回っていた」と淡々と振り返った。
 序盤から得意のサイド攻撃を展開したが、相手の体を張った守りに苦しんだ。クロスやフィニッシュの精度を欠いてゴールを割れず、逆に前半22分に右CKから先制を許してしまった。
 天皇杯出場は逃したが、今季リーグ戦は7試合で4勝2分け1敗の3位と好位置につける。本多監督は「この結果を引きずらず、リーグ優勝に向けて気持ちを高めたい」と語った。


2019年05月13日月曜日


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