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水害の記憶後世に 1948年・アイオン台風で被災、生還 一関の千葉さんが体験記

アイオン台風の被災体験記を出版した千葉さん

 一関市で473人の死者・行方不明者が出た1948年9月16日のアイオン台風で九死に一生を得た美容院経営千葉貞子さん(79)=一関市=が、自らの被災体験をつづった「命の美容室 水害を生き延びて」を自費出版した。
 7人家族だった千葉さんがアイオン台風に見舞われたのは8歳の時。堤防が決壊して氾濫した磐井川に流され、38キロ下流の登米市中田町で川岸に打ち上げられた。母と兄弟3人が犠牲になった。
 千葉さんは15年以上前から語り部活動を続けている。当時を知る人が年々少なくなる中、記録として残す必要性を実感。壮絶な体験記に加え、60年前から書きためてきた水害にまつわる詩や随筆を収録した。
 完成した本を手にして千葉さんは「災害続きの平成が終わる今、昭和の水害の記憶も伝えたい」と語る。
 A5判176ページで2000円(税別)。連絡先はコールサック社03(5944)3258。


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2019年05月13日月曜日


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