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<森保監督>被災者励ます戦いを 来月9日宮城で国際親善試合

インタビューに答える森保監督

 サッカー日本代表の森保一監督(50)が16日、河北新報社のインタビューに応じ、6月9日に宮城スタジアム(宮城県利府町)で5年10カ月ぶりに行われる国際親善試合、エルサルバドル戦に向け「東日本大震災の被災者への励ましになるように戦いたい」と意気込みを語った。
(聞き手はスポーツ部・原口靖志、斎藤雄一)

 −2013年8月以来となる宮城での代表戦の意義は。
 「震災で犠牲になった方々のご冥福を祈る日とし、生活が壊されたり心に傷を負ったりした方々に励ましのメッセージとなるような気持ちで臨む」

 −代表戦はどのような戦い方を想定しているか。
 「映像は見ていないが、北中米の選手は個々の身体能力が高い。選手には1対1の戦いに勝つことを要求する。連動と連係を重ねて数的優位の状況をつくりたい。チーム戦術をより浸透させ、共通理解を共有できればいい」

 −23日発表のメンバーはどのような構成になるか。
 「国内、海外を問わず代表として力がある選手を選考する。過去の実績にとらわれず、経験が浅い選手でもこれまでの試合で良いプレーを見せていればどんどん機会を与えたい。海外組の招集もあり得る」

 −就任後、公式戦11勝1分け2敗と結果を残し、若い選手も躍動している。
 「監督を兼任する東京五輪代表の世代なども含め、若手の経験値が高まっている。経験豊富なベテラン勢も刺激を受けながら成長している。世代を超えていい融合ができている」
 「ただ、2月のアジア・カップ決勝でカタールに敗れたのは悔しい。理想通りにボールを保持できない場合などに、どうやったら勝てるのかを考えながらチームづくりをしたい」

 −代表に名を連ねる東北出身のシュミット・ダニエル選手(仙台)や柴崎岳選手(ヘタフェ、青森山田高出)に期待することは何か。
 「2人とも期待しているが、全ては競争で決まる。特長を生かしチームでのレベルアップを求めたい。ダン(シュミット)はチームを勝たせる存在としてピッチに立ち続け、結果を出してほしい」

 −宮城スタジアムでは来年の東京五輪のサッカー男子が3試合予定される。
 「金メダルを目指して戦う準備をしている。宮城スタジアムで1試合行われる準々決勝で勝ち、さらに上に進めれば最高だ」

[もりやす・はじめ]J1広島、仙台などで主に守備的MFとしてプレー。日本代表で35試合1得点。2003年限りで引退後はコーチなどを経て12年から広島の監督を務め、3度のJ1制覇に導いた。17年10月から東京五輪男子の監督。18年6〜7月のワールドカップ後に日本代表監督にも就任。長崎県出身。50歳。


2019年05月17日金曜日


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