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<田植え>省力化と低コスト化図る 能代で実演会

GPSを活用して田植えする最新農機。作業員は両手を上げて自動で進んでいることをアピールした

 農作業の省力化と低コスト化を図ろうと、最新の農機と栽培方法による田植えの実演会が16日、能代市で開かれた。秋田県主催で生産者や市町村関係者ら約60人が参加。人口減少と生産者の高齢化が進む県内では農業現場の人手不足が課題になっており、最先端の技術や手法が関心を集めた。
 衛星利用測位システム(GPS)を搭載した田植え機で計1ヘクタールの水田に苗を植えた。GPSにより自動で直進して植えるため、農作業の負担減につながる。
 田植えには、種を高密度にまく「密播(みっぱ)」の技術で育てた苗箱を使った。苗箱の数を減らし、省力化と低コスト化を進める。県によると、通常10アール当たり苗箱18個が必要な水田には、密播だと10個程度で済むという。
 実演会に水田を提供した農事組合法人能代グリーンファーム常磐は、昨年から密播を導入している。後藤孝夫常務(52)は「苗箱が少なく管理が楽になる」と利点を話した。
 県は、生育時期の異なる品種の組み合わせや低コスト・省力化技術の導入で、水田10ヘクタール以上の経営体のコメの生産コスト(60キロ当たり)を現状の1万500円から9000円に下げることを将来目標に掲げる。


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2019年05月17日金曜日


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