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<入試のツボ>公平な受験機会確保

◎新公立高入試制度(6)/追試験
 2020年度の宮城県公立高入試から「追試験」が導入される。新しい入試制度の目玉の一つと言える。
 例えば、インフルエンザにかかった場合、実力を存分に発揮できない本試験ではなく、後日、万全な状態で追試験に臨むことができる。公平な受験機会の確保につながるはずだ。
 追試験は、大学入試センター試験などでは当たり前のように実施されてきたが、公立高入試での導入は、全国的にもここ数年のことだ。実施されなかった要因はさまざま考えられるが、まず学力検査の公平性が挙げられる。
 本試験と追試験は使用する問題が異なる。問題は完全に同じレベルであることが求められるが、現実には非常に困難だ。
 県教委が定めた「受験をできないやむを得ない事由」に当たるかどうかの判断基準や認定方法の難しさもある。「インフルエンザ以外の発熱」も、何度を受験できない高熱とするか、誰が判断するかなど公平を期すために検討、決定するべきことは多岐にわたる。
 新入試制度で前期選抜と後期選抜が一本化されたことで受験機会が減る一方、追試験の導入で万全な状態で実力を発揮できる環境は確保される。今後発表される詳細を待ちながら、入試に向けて着実に準備をしていきたい。(河合塾NEXT・進藤誠泉中央教室長)


関連ページ: 宮城 社会 入試のツボ

2019年05月18日土曜日


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