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<登米市贈収賄>容疑者、口座で現金授受 他にも不自然な入金

 宮城県登米市発注の迫児童館新築工事の入札を巡る贈収賄事件で、宮城県警に加重収賄などの疑いで逮捕された同市石越総合支所市民課長小野寺友生容疑者(56)=登米市南方町=が入札情報を教えた見返りに受け取ったとされる現金50万円が銀行口座を介し授受されていたことが17日、分かった。

 贈賄などの疑いで逮捕された建設会社「共立」(登米市)社長鈴木久也容疑者(63)=同市登米町=と小野寺容疑者との間に、他にも不自然な金の流れがあり、県警が関連を調べている。
 県警によると、鈴木容疑者が管理する口座に昨年3月下旬、小野寺容疑者側に現金50万円を送金する記録が残されていた。小野寺容疑者側の口座にも入金記録があったという。
 迫児童館新築工事は昨年2月15日に落札され、市議会が3月26日、工事請負契約議案を可決。送金は議決の数日後だった。県警は、授受された現金50万円が契約成立に対する謝礼だったとみて、裏付け捜査を進めている。
 県警によると、小野寺容疑者は新築工事を落札したセルコホーム(仙台市)側に伝わることを認識した上で、最低制限価格の算出基準となる設計価格を教えたと供述。受け取った50万円について小野寺容疑者は「入札情報のお礼と思った」、鈴木容疑者は「入札情報を得るための賄賂だった」と話しているという。
 昨年2月15日にあった迫児童館新築工事の条件付き一般競争入札には6社が参加。セルコホームが最低制限価格と同額の2億7402万3000円(税抜き)で落札した。


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2019年05月18日土曜日


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