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<楽天>由規、2軍で移籍後初登板 2回無失点

西武との2軍戦で好投した東北楽天・由規

<1年ぶりの実戦>
 東北楽天の由規は17日、イースタン・リーグの西武戦(ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉)で約1年ぶりとなる登板を果たした。八回から登板し2回無失点。「アドレナリンが出ていた。ゼロで抑えられて良かった」と笑みをこぼした。
 「めちゃくちゃ緊張した。マウンドで震えた」。八回、声援に後押しされながらマウンドへ上がった。圧巻だったのは先頭の佐藤に投じた3球目だ。クイックモーションから繰り出した直球は151キロをマークした。
 この後佐藤を遊ゴロに打ち取り、戸川を直球で空振り三振、鈴木を左飛に仕留めた。九回は2死二、三塁とされたが、気持ちを切らさず後続を断った。
 うなるような真っすぐは復活の第一歩を象徴していた。速球の切れの良さを示すボール回転数は最大2535回転。球界トップクラスの投手らと肩を並べる数字もたたき出した。

<本来の球威戻る>
 実戦復帰までの道のりは険しかった。ヤクルトに在籍していた昨年6月の東北楽天戦(楽天生命パーク宮城)で先発登板し右肩の違和感で途中降板。そこから長いリハビリ生活に入った。オフには戦力外となり、東北楽天に移籍。再起を期したが、春季キャンプ後に左太ももの肉離れを起こし、1カ月間はランニングもできなかった。
 それでも復活を信じ練習を重ねた。佐藤投手テクニカルコーチの「腕を振る時の軌道が小さくなりがち」という助言からフォームの微修正も行い、本来の球を取り戻してきた。
 「焦りがないといったらうそになる」。支配下登録の期限は7月末と余裕はない。ただ、久々のマウンドで躍動できたことは自信につながった。「まずは2軍の先発ローテーションを守れるようになりたい」。完全復活に向け右腕が着実に歩みを進めている。(伊藤卓哉)


2019年05月18日土曜日


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