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<登米市贈収賄>入札格付け3年で「A」 容疑者の建設会社、受注伸ばし実績

 宮城県登米市発注工事の入札を巡る贈収賄事件で、贈賄などの疑いで宮城県警に逮捕された鈴木久也容疑者(63)=登米市登米町=の経営する建設会社「共立」(登米市)が、同市のとび・土木・コンクリート工事の入札参加資格の格付けを2015〜18年度の間に「C」から「A」に上げていたことが18日、分かった。
 格付けが高いほど発注額の高い入札に参加できる。登米市総務課によると同市の格付けの入札参加基準は、Cが400万円程度、Bが3000万円程度まで、Aが1億円程度まで、Sが1億円超となっている。
 格付けは会社の売上高や1級施工管理技術者の人数などで決まる。公共工事の受注額や工事の下請け額などが増えれば実績として評価される。
 共立のとび・土木・コンクリート工事の登米市の格付けと受注総額の推移は表の通り。17年度を中心に受注額を伸ばすなどし、格付けを上げていた。14年度の受注実績は477万円だった。加重収賄などの疑いで逮捕された同市石越総合支所市民課長小野寺友生容疑者(56)=同市南方町=は15〜17年度に営繕課長を務めていた。
 17年度は「(仮称)東佐沼こども園建設事業地造成工事」など予定価格1000万円以上の一般競争入札で3件を落札。入札には3〜11社が参加しており、共立の落札額は最低制限価格との差が7000〜5万8000円だった。
 18年度には、逮捕容疑となった迫児童館新築工事を落札したセルコホームの下請けに入っていた。落札額は最低制限価格と同額の2億7402万3000円だった。
 登米市の建設会社の関係者は「共立の会社規模としては(1000万円超の工事は)大きな仕事で、よくもこんな簡単に取れたもんだと疑問に思った」としている。


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2019年05月19日日曜日


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