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希望の鐘復興への響き 七ヶ浜「きずな公園」で除幕式

希望の鐘の除幕をする出席者

 東日本大震災の記憶を次世代につなごうと製造された「希望の鐘」の除幕式が、七ケ浜町野外活動センターの「きずな公園」であった。復興支援を続けるブラザー工業(名古屋市)の協力で町が設置。将来を担う子どもたちが勢いよく鐘を鳴らした。

 式で寺沢薫町長が「この鐘は未来に向けて町の人々の心に鳴り響くと思う」と支援に感謝。被災直後を知る同社の小池利和会長は「夢を持って暮らせるよう微力ながらお役に立てれば」とあいさつした。
 2人は町内の保育所の園児らと一緒に除幕。出席した障害者通所施設の利用者ら計約40人が順番に鐘を鳴らすと、澄んだ音が響いた。
 鐘は青銅製で、ステンレス製のフレームに囲まれた家を模した空間内の上部に取り付けられている。屋根に当たる部分に設置した12の小鳥の像は、談笑する家族や被災した海を見る夫婦など、それぞれ意味があり、震災で人々が感じた日常の大切さを表現している。
 設置費の一部に、ブラザー工業の従業員による震災支援の「絆ファンド」からの寄付を充てた。同社は野外活動センターに仮設住宅団地があった2013年、きずな公園を整備した際も協力した。


2019年05月19日日曜日


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