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<東日本大震災>鎮魂の「ねがい桜」飾り18430個 死者不明者と同数、ギネス認定

1万8430個の飾りが円形状につるされた「ねがい桜」
18430個を達成したねがい桜=19日、陸前高田市

 東日本大震災の犠牲者を鎮魂するため被災者が手作りしたつるし雛(びな)「ねがい桜」の飾りが、震災の死者・行方不明者と同数の1万8430個に達し、陸前高田市の普門寺で19日、奉納式があった。
 桜の花をかたどった飾りは、犠牲者一人一人を表すかのように大きさが5〜10センチで模様も異なる。50〜100個を一連にして、円形状に計247本をつるした。高さは約4メートル、総重量は約150キロになる。
 震災で部員40人を失った陸前高田商工会女性部が、「二度と散らない『ねがい桜』プロジェクト」と銘打ち2012年に開始。全国から寄せられた古い着物の生地などを使って作った。ねがい桜には、支援者らの願いを記した紙も入れた。
 地域の活性化や復興の一助になればと、つるし飾りの数をギネス世界記録に申請し、4月認定された。
 奉納式には、商工会女性部員ら約80人が出席。つるし雛の大きさに、犠牲者の多さと関わった人々の思いの深さを改めてかみしめた。金野ヨシ子女性部長は「世界中の人に訪れてもらいたい」と話した。


2019年05月20日月曜日


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