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<八木山動物公園>ニシゴリラ「ドン」天国へ 推定50歳、国内最高齢

死んだニシゴリラの雄「ドン」=3月5日(仙台市八木山動物公園提供)

 仙台市八木山動物公園(太白区)は20日、国内最高齢となる推定50歳のニシゴリラの雄「ドン」が、19日午後11時50分に死んだと発表した。1971年3月に来園し、48年にわたり多くの市民に親しまれた。ドンの死により、八木山動物公園を含む東北の5動物園はゴリラが不在となる。
 動物公園によると、死因は多臓器不全。ドンは人間に例えると90歳に相当する高齢だった。昨年3月から少しずつ食欲の低下が見られるようになり、今年4月以降はほとんど食べ物を口にせず、一日中寝室で過ごしていたという。
 飼育員が20日朝、ドンが寝室で死んでいるのを見つけた。設置したモニターで確認した結果、死んだのは19日夜だったと判明した。
 ドンは約半世紀前、雌のローラと一緒に来園した。2007年にローラが死んだ後も、展示場で木に登ったり、来園者に駆け寄ったり活発な姿を見せていた。性格は寂しがり屋で、飼育員の気を引こうと扉をたたいたりすることもあった。
 動物公園は21日午前9時、ゴリラ屋内観覧通路に献花台とメッセージノートを設け、ドンの冥福を祈る。
 ニシゴリラは世界的に頭数が少なく、絶滅危惧種に指定されている。ドンは東北の動物園が飼育する最後の1頭だった。


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2019年05月21日火曜日


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