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通学バス内で支援学校生徒死亡 救急車要請に遅れ、学校が遺族に謝罪

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 宮城県教委は20日、先天性筋ジストロフィーを患う名取支援学校高等部の生徒が通学バスで登校中、たんを詰まらせて窒息し、死亡したと発表した。同校は遺族に謝罪した。
 県教委によると、生徒は17日午前8時8分に乗車。乗降を支援するバス会社社員が同21分、生徒の顔色が悪いことに気付き、学校に連絡した。同37分に学校の指示で社員が119番。救急車が到着した同50分には、生徒は心肺停止状態だった。午前10時11分に搬送先の仙台市内の病院で死亡が確認された。
 学校の通学バスの緊急時マニュアルでは同乗のバス会社社員が学校に連絡し、指示を受けるよう定めている。当日、学校側は担任と養護教諭の2人を現場に向かわせ、生徒の様子を見ることを優先。校内で救急車要請を判断し、119番するまで16分かかった。
 県庁で記者会見した遠藤浩一校長は「救急車を迅速に要請する力量がなかった。学校管理下で起こった事案で責任を感じている。緊急時の連絡体制を見直したい」と述べた。
 県教委は県内全ての特別支援学校に対し、通学バスの緊急時対応を点検するよう通知した。生徒の死因が病死であることから、関係職員の処分は検討しない。


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2019年05月21日火曜日


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