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<いぎなり仙台>御朱印もらうべ![6]火防の天狗 安全見守る/愛宕神社

(左)仙台市有形文化財に指定されている入り母屋造りの拝殿内部
表紙には「大天狗」(右)と「烏天狗」、裏表紙には「辰巳」と社紋「輪宝」がデザインされている。御朱印の印影は「愛宕神軻遇土神」

 仙台市太白区の愛宕神社は1603年、仙台藩祖伊達政宗の仙台城入城と同時に建立された。米沢、岩出山(大崎市)を経て、伊達家と共に移ってきた唯一の神社だ。古事記に登場する火防(ひぶせ)の神「軻遇土神(かぐつちのかみ)」を祭り、400年余りにわたって城下町の安全を見守ってきた。
 御朱印帳の表紙には、火防の神の召し使いと言われる天狗(てんぐ)が2体。神社がある愛宕山は「天狗山」と呼ばれ、山岳信仰の対象だった。神門の左右に鎮座する「大天狗」と「烏(からす)天狗」の像は東日本大震災で被害を受けたが、2年後に修復された。
 仙台城の南東に当たる辰巳の方角に置かれたことに由来し、裏表紙では竜と蛇が社紋「輪宝(りんぼう)」を囲む。御朱印の印影は「愛宕神軻遇土神」。「神様の名前のみのシンプルさがいい」と宮司の郡山宗典さん(60)は話す。
 愛宕山を包む新緑の木陰に、ひっそりと城下を見渡す天狗が現れそうな5月のひとときだった。(天艸央子)

[愛宕神社]仙台市太白区向山4の17の1。御朱印は300円、御朱印帳は1500円。受け付けは午前9時〜午後4時半。境内の駐車場は午前8時〜午後6時。連絡先は022(223)6096。


2019年05月21日火曜日


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