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レッツエンジョイ平清水 山形在住の米出身男性がインバウンド向けツアー

陶芸体験で職人の説明を翻訳するデンリンガーさん(右)=4月27日、山形市平清水

 米オレゴン州出身で山形市在住のジョン・デンリンガーさん(40)が、同市平清水地区を舞台に訪日外国人旅行者(インバウンド)向けのガイドツアーを始めた。江戸時代から続く平清水焼の窯元での陶芸体験や純米酒の試飲、由緒ある寺の散策をデンリンガーさんのガイド付きで楽しめる。デンリンガーさんは「観光地化していない自然な日本が残る平清水を楽しんでほしい」と話す。
 ツアーでは平清水焼の窯元「七右エ門窯」で陶芸体験や工房見学の後、奈良時代の高僧行基の開山と言われる古刹(こさつ)の平泉寺を散策。その後、純米酒専門店「La Jomon(らじょうもん)」での厳選純米酒や山形県産果物100%ジュースなどを試飲する。
 デンリンガーさんは山形市に本社がある石英ガラス製造会社の関連会社(オレゴン州)で勤務中、2017年1月に人事交流の一環で初めて来日し、約1年半、山形市で働いた。退職後、日本人女性と結婚し、18年11月から再び同市で生活している。
 以前から旅行好きだったデンリンガーさんは、友人の勧めで平清水を知った。市街地を見渡せる千歳山や穏やかに流れる小川、200年以上受け継がれてきた平清水焼と山里の静けさに魅力を感じた。「まだ観光地化されていない自然な日本が残っていて感動した。多くの人に知ってほしい」とツアーを企画した。
 4月27日には、初めて米国からの観光客を相手にガイドツアーを実施。デンリンガーさんが平清水焼の窯元や寺を案内し、平清水の歴史や日本酒の魅力を英語で伝えた。今後は千歳山でのトレッキングや平清水産の食材での軽食調理体験なども検討している。
 ツアーの詳細は、外国人観光客向けウェブメディアを運営する「The Hidden Japan合同会社」(酒田市)のサイト上で広報するほか、日本人向けには「La Jomon」のホームページからも確認できる。


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2019年05月21日火曜日


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