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<特殊詐欺>銀行カード詐取 被害急増 宮城県警、注意呼び掛け

 高齢者がキャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺被害が県内で急増している。高齢者から直接、現金をだまし取ったり振り込ませたりするケースが多かった犯行は、カードを受け取って現金自動預払機(ATM)で犯人自ら現金を引き出す手口が主流になりつつあり、県警が注意を呼び掛けている。
 宮城県内で発生した特殊詐欺被害のうち、カードをだまし取る手口が占める額の割合は表の通り。昨年4月ごろから目立ち始めたという。
 県警によると、銀行やコンビニは特殊詐欺を警戒して、ATMを利用する高齢者の様子を注視するが、カードを奪った犯人がATMで金を引き出す場合は不審に思われないケースが多い。被害発覚まで上限額を繰り返し引き出せるなど犯人側の利点があるとみられる。
 当初の手口は、役場職員らを装い「還付金があるので手続きする」と偽り、カードを受け取るパターン。最近は、銀行員らを装い「情報が悪用されたカードを別のカードに交換するまで封筒に入れて保管してほしい」とだまし、偽物とすり替える手口が増えている。
 犯人が「印鑑が必要だ」と説明し、被害者がその場を離れた隙にすり替えるケースが目立つ。偽のカードが入った封筒を被害者の手元に残すことで安心感を与え、被害発覚を遅らせる狙いがあるようだ。
 ATMの利便性が高まり、夜間や土・日曜でも現金を引き出せるようになったことも、犯人側にとって好都合になっているという。
 県警生活安全企画課の白鳥保幸犯罪抑止対策官は「家を訪ねてきた人が誰であってもカードを渡さないよう、家庭内で注意し合ってほしい」と話す。


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2019年05月22日水曜日


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