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差別や偏見なくしたい・障害者の可能性信じて 「譲れぬ思い」1分間でプレゼン

多くの聴衆が見守る中、自分の思いを語り尽くした登壇者=仙台市宮城野区

 1分間で自分の「譲れない思い」を語り尽くすプレゼンテーション大会「トーク・ユア・ウィル」(実行委員会など主催)が、仙台市宮城野区のシェアオフィスであった。宮城県内の高校生から70代まで23人が登壇し、自身の目標や経験、普段の活動などを短く簡潔に紹介し、思いを伝えた。
 参加者が立つのは、聴衆が囲むように設置されたステージ。説明のスライドを見せたり、身ぶりを交えたりしながら、1人ずつスピーチした。
 宮城県川崎町の矢吹美佳さん(44)は、参加する自閉症親の会「かわさきブルーレインボー」の活動に触れ、「差別や偏見をなくしたい。特別支援学級をテーマにした映画の上映会を始めた」とPRした。
 「障害者が夢を実現し、やりたいことを自由にできる社会になってほしい」と語ったのは、青葉区の荒井省多さん(24)。視覚障害者で、就労支援施設に通う立場から「障害者や就労困難者の可能性を信じてください」と訴えた。
 登壇者は多彩で、イスラム教徒の男性や、引きこもり生活から「ユーチューブ」への動画投稿を始めた学生らも参加した。
 宮城大3年の武田莉愛(まりあ)さん(20)は大崎市のNPO法人「Avain(アバイン)」で地域活性化に取り組む。「個性を生かすまちづくりを進める米国ポートランドの大崎版を実現したい」と意気込みを語った。
 発表を終えた武田さんは「キーワードをまとめて1分で説明するのは難しかったが、自分の目標や団体の活動を伝える良い機会になった」と満足そうだった。
 大会はヤフー(東京)の企業内大学の伊藤羊一学長らが主催し、昨年7月から全国各地で実施。10月は宮城県南三陸町で開く。


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2019年05月22日水曜日


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