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<楽天>塩見、復帰戦飾る 「緊張した」投げられる喜び実感

塩見貴洋
6回2失点で今季初勝利を挙げた東北楽天・塩見

 投げられる喜びが全身にみなぎっていた。昨年10月に腰を手術した東北楽天の先発塩見が約9カ月ぶりの1軍マウンドに上がった。6回2失点で今季初勝利。「自分で決めた手術。リハビリを辛抱強くやってきたかいがあった」とかみしめるように話した。
 「緊張した」という一回は球が上ずっていた。先頭西川の左越え二塁打から1死三塁とされ、近藤に中犠飛を許した。だが、ここから9年目左腕の経験が生きた。試合の中でフォームを徐々に修正するとカーブが決まりだし、三〜五回は無安打に抑えた。
 六回に2本の二塁打を浴びて1点を失ったが、6回99球の投球に平石監督は「悪いながら修正していた。ナイスピッチング」とたたえた。塩見は「2軍で120球以上投げた試合もあったが、1軍は違った。最後は疲れた。そこは今後の課題です」と気を引き締めた。
 手術直後の先が見えない時期は「苦しかった」と言う。支えになったのは、同じリハビリ組の則本昂や釜田、由規らの存在だった。「自分は肩や肘に問題ない。あいつらは投げられないのに頑張っている」
 その中で、子供のころに持っていた野球を楽しむ気持ちを思い返した。「あと何年やれるか分からない。悔いなくやりたい」。苦境を乗り越え精神的にも成長した先発左腕の復帰はチームにとって大きい。(中村紳哉)


2019年05月22日水曜日


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