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<一ノ蔵>「笙鼓」最高賞に 発酵管理を工夫、うま味引き出す 南部杜氏鑑評会純米吟醸の部

 2018酒造年度(18年7月〜19年6月)の「南部杜氏(とうじ)自醸清酒鑑評会」の純米吟醸酒の部で、宮城県大崎市松山の酒造会社一ノ蔵が、最高賞の首席に選ばれた。13酒造年度以来、5年ぶり2度目となる。
 首席を獲得したのは「一ノ蔵 純米大吟醸 笙鼓(しょうこ)」の原酒で、18年12月に仕込み、今年1月下旬に搾った。発酵工程で米が例年より溶けすぎる状態だったが、「あえて溶かし、うま味を引き出す発酵管理を行った」と本社蔵総杜氏の門脇豊彦さん(55)。工夫が功を奏し、バランスの良い仕上がりになった。
 鑑評会は1911年に始まり、今回が節目の100回目となった。南部杜氏協会(花巻市)に所属する全国の杜氏が3部門に計767点を出品。仙台国税局などの研究員が4月に審査した。
 県内からは今回、吟醸酒の部で佐浦(塩釜市)の「浦霞」が3位、純米酒の部で中勇酒造店(加美町)の「天上夢幻」が2位、平孝酒造(石巻市)の「日高見純米山田錦」が3位に入った。表彰式は今月24日、花巻市で行われる。
 首席となった酒は「一ノ蔵 斗瓶取り 純米大吟醸 笙鼓」(参考価格4762円)との名称で商品化され、12月下旬に一部販売店で発売される。


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2019年05月23日木曜日


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