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昆布が主役 普代おでん 缶詰にギュッ 非常食にも活用、消費拡大へ村など開発

普代村特産の昆布を使った缶詰「いわて普代おでん」

 岩手県普代村特産の昆布を使ったおでんの缶詰が誕生した。村と第三セクター「青の国ふだい」が消費拡大を目指して開発した。東日本大震災の教訓を生かし、非常食としても利用できる。
 「いわて普代おでん」は昆布のほか、タコの希少部位の口をあぶった珍味タコとんびバル、ちくわ、さつま揚げ、肉団子を具材に、昆布だしで濃いめに味付けした。
 震災後、特産昆布は風評被害で消費量が減少。危機感を抱いた村が地元の漁協や漁業者と2016年、昆布を具材の主役に据えたおでんの開発に乗り出した。
 非常食としても活用できる缶詰にして今春、販売を始めた。製造は震災で被災した石巻市の水産加工会社「木の屋石巻水産」の宮城県美里町工場に委託している。
 監修した盛岡市の料理研究家小野寺恵さん(60)は「非常時にタンパク質が取れるよう栄養面を考慮した。普代村の良さを凝縮した一缶に仕上がった」と話す。
 ラベルには、三陸の青い海を背景に村の伝統芸能の鵜鳥(うのとり)神楽をデザインした。村は「普代産昆布は肉厚でふっくら。消費拡大を図り、復興を加速させたい」とPRする。
 200グラム入りで648円。三陸鉄道普代駅などで販売している。連絡先は青の国ふだい0194(35)2411。


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2019年05月23日木曜日


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