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集出荷場を共同運営 全農福島と会津よつば農協、園芸でタッグ 会津若松に来春開所

集出荷施設「会津野菜館」の完成予想図
完成予想図を掲げる猪股本部長(右)と会津よつば農協の長谷川一雄組合長

 全農福島県本部と会津よつば農協(福島県会津若松市)は来春、会津地方で生産する園芸作物の集出荷場を会津若松市内に共同で開所させる。選別作業など生産者の労力を軽減することで生産量を増やし、量販店や大規模市場との取引拡大を図る。全農と農協が共同で集出荷場を設置・運営するのは全国でも例がないという。
 施設の愛称は「会津野菜館」で、同市高野町の同農協若松カントリーエレベーター敷地内に整備する。鉄骨3階、延べ床面積約4800平方メートル。冷蔵設備、パッケージ室も備える。アスパラガス、キュウリ、ミニトマトを扱い、選果能力は各年間500トン、2500トン、200トン。
 事業費は15億円。半額に国の補助を充て、残りを両団体で折半する。運営は両団体で組織する共同事業体が担う。人員は約100人を想定し、作業員以外の職員は両団体から派遣する。
 選果、選別の一元化でサイズや品質を均一化でき、付加価値を高められる利点がある。販売業務を担う全農が集出荷に携わることで業務を合理化し、農協本来の役目である営農指導を強化する狙いもある。
 20日に同市内で記者会見した全農県本部の猪股孝二本部長は「共同運営は初期投資の負担も軽減できる。全農と農協の重複する機能の解消は今後も進むだろう」と説明した。


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2019年05月23日木曜日


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