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湧き出る表現 深い味わい 滋賀の知的障害者が作品展示会 宮城・大和

独創的な絵画作品が並ぶ展示会

 滋賀県甲賀市の障害者施設「やまなみ工房」に通う人たちが描いた現代美術作品を集めた展示会「これをすることで、私は幸せである。」が、宮城県大和町吉岡の「にしぴりかの美術館」で開かれている。9月1日まで。

 やまなみ工房は絵画や刺しゅう、粘土細工といった創作活動を柱に事業展開。自由な雰囲気で利用者の力を引き出し、美術教育を受けていない人が既存の価値観にとらわれずに表現する「アール・ブリュット」(生(き)の芸術)作品を多く生み出していることで知られる。
 今回は知的障害者10人による60点を展示。色鮮やかな升目をパッチワークのように組み合わせて描いた独創的な人物画や、画面の背景に一人一人違うポーズの人を隙間なく描き込んだ緻密な作品、味わい深い造形の「仏さん」を鉛筆で描いた大型作品など、多彩な作風の絵画などが並ぶ。
 美術館を運営するNPO法人黒川こころの応援団代表の小野田豊さんは「作品は各作家の内面から湧き出る表現欲求のままに描かれ、思いもよらない発想に心を動かされる」と語る。
 関連企画として6月1日には、工房での制作風景を追ったドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」(62分)の上映会がある。
 展示会は午前11時〜午後5時半で入場無料(木曜休館)。上映会は午後3時40分からで協力金1000円が必要。連絡先は小野田さん070(5011)0028。


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2019年05月24日金曜日


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