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<入の沢遺跡>大溝と材木塀跡確認 集落防御機能裏付け 宮城・栗原市教委

調査で確認された深さ1.8メートルのV字形の大溝跡

 宮城県栗原市教委は23日、同市築館にある古墳時代前期(4世紀後半)の大規模集落跡「入の沢遺跡」の発掘調査で、最も標高の高い場所の北側で大溝跡や材木塀跡を確認したと発表した。
 調査は大溝跡や材木塀跡の確認を目的に3カ所計約93平方メートルで実施した。大溝は上幅3.6メートル、深さ1.8メートルのV字形と、上幅3.9メートル、深さ2.6メートルの台形を確認。材木塀跡も8.7メートルの長さで見つかった。
 最も標高の高い尾根部分と大溝跡の高低差は約5メートル。栗原市教委文化財保護課の学芸員安達訓仁さん(45)は、「侵入者を入れたくない意図がものすごく感じられる。大溝などが集落を囲む様子がより明確になった」と説明する。
 入の沢遺跡は2014年、大和政権が権威の象徴とした銅鏡などが集落跡とともに見つかった。当時の政権につながる遺物が確認された国内最北の遺跡で、17年に国史跡に指定された。
 市教委は25日午前10時半〜正午、現地で市民向け説明会を開く。参加無料。雨天中止。連絡先は市教委文化財保護課0228(42)3515。


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2019年05月24日金曜日


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