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銘茶「富谷茶」復活へ上出来 市民ら茶摘み

丘陵地の茶畑で茶摘みに励む市民ら

 江戸時代に茶の生産が盛んだった宮城県富谷市で23日、銘茶「富谷茶」の復活を願う市民らが茶摘みに取り組んだ。往時の名物を今に生かそうと、2018年に始まった事業の一環。奥州街道の宿場町「富谷宿」の開宿400年を迎える20年に向け、栽培経験を重ねて商品化を目指す。
 主催の市シルバー人材センター会員や地元しんまち地区住民ら約30人が参加。市富谷清水沢に残る茶畑(約50平方メートル)で、日差しに輝く緑の葉を1枚ずつ摘んだ。同市のパート従業員佐々木美奈さん(52)は「住宅地近くに緑いっぱいの茶畑があり新鮮」と笑顔で楽しんだ。
 若生裕俊市長は「元々の茶どころにはブランド力があり、商品化の効果は大きい。スイーツ素材としても利用できる」と強調。摘み取り方を指導した茶舗「大竹園」(仙台市太白区)の大竹英次さん(38)によると、4月の雪の影響で生育は遅めだが、寒暖差による甘みも期待できるという。
 23日に収穫した茶葉は3.8キロ。早速製茶も行い約700グラムを確保、秋の街道まつりで振る舞う。試飲した参加者は「昨年より品質がずっと上がり、色、香りもいい」と話した。


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2019年05月24日金曜日


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