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帰還困難区域の山林火災想定 迅速消火へ連携 福島県内外36機関が訓練

全面マスクを着用して地上消火訓練を行う消防士

 東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域での大規模山林火災を想定した訓練が23日、福島県富岡町の旧リベラルヒルズゴルフクラブなどであった。2017年4月に浪江町の帰還困難区域で発生した林野火災を教訓に、関係機関が迅速で的確な消火活動のための連携を確認した。
 双葉消防本部や県、県内の各消防本部、宮城、山形など隣県の緊急消防援助隊、陸上自衛隊など36機関から約330人が参加。小型無人機ドローンを使った情報収集や映像伝送、地上消火やヘリコプターによる散水訓練を行った。
 町役場ではドローンの映像などを見ながら、災害対策本部の設置運用訓練を実施した。
 浪江町の山火事を受け、双葉消防本部は18年度、林野火災対応の可搬式送水装置や水1トンが入る持ち運び可能な水槽を導入。地上消火訓練では放射性物質の吸入を防ぐ全面マスクを着用し、新たな器材を使った放水手順を確認した。
 双葉消防本部の遠藤朗生消防課長は「帰還困難区域での火災は通報が遅れ、大規模化しかねない。県内の各消防本部や隣県とも連携しながら地域を守っていきたい」と話した。


2019年05月24日金曜日


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