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介護にボランティアの力 富谷市が育成・派遣へ

協定書に調印し連携を誓う若生市長(前列中央)ら関係者

 富谷市は、特別養護老人ホーム(特養)などの入所者らを日常的に支える介護ボランティアの育成に乗り出す。県内初の取り組みで、人手不足が続く現場に市民の力を生かし、介護の質を高めるのが狙い。施設のサポーターとコーディネーターとして計約40人養成し、8月をめどに市内各施設への派遣を始める。

 市は、介護ボランティアの育成、派遣に取り組むNPO法人仙台敬老奉仕会(理事長・吉永馨東北大名誉教授)の知見を活用。単発の慰問ではなく、お年寄りの話し相手や施設行事の手伝いなどに継続して関わる「寄り添いボランティア」を育てる。
 育成は「地域と施設の支え合いモデル事業」と題して実施。24日、事業推進に向けた協定書の調印式が市役所であり、市内にある特養と介護老人保健施設の全6施設と市社会福祉協議会の計7団体と連携して取り組むことを確認した。
 式では、介護老人保健施設リーブズの中谷良子理事長が「心待ちにしていた事業。隣にいて体温が伝わるだけでもボランティアになり、利用者には生きる活力になる」と期待を語った。市社協の草野昭徳会長は「入居者が地域と触れ合い、生き生きと生活できるよう協力したい」と述べた。
 市は近く、ボランティア養成講座を始め、派遣に備える。


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2019年05月25日土曜日


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