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<楽天>辰己躍動、独り舞台 同点三塁打→好走で決勝ホームイン、満員の球場沸かす

5回東北楽天無死一塁、辰己が右中間に同点の適時三塁打を放つ(佐藤琢磨撮影)

 東北楽天の辰己が巧打と好走塁で、逆転劇の主役を演じた。「後ろから(先発)美馬さんが四隅にしっかり投げているのを見て、援護したかった」。お立ち台に上がったドラフト1位ルーキーは会心の笑みを浮かべた。
 五回無死一塁。2ボールから先発山岡の真ん中に入った直球を見逃さない。強振した打球は右中間を破る。一走ブラッシュが同点の本塁を踏んだとき、辰己は既に三塁を陥れていた。
 直後の好走も2万8150人が入った満員の球場を盛り上げた。小郷の打席で、山岡のフルカウントからのボールが、捕手の前でバウンドした瞬間にスタート。「走塁の判断は普段から練習している。今回も頭に入れていたが、吸い寄せられるように動いた」。ホームへ頭から滑り込み、勝ち越した。
 前の2試合は無安打。打率は11日から下がり、試合前は2割9厘。主将銀次には「いい当たりは出ている」と励まされ、神戸にいる両親や友人からも激励の言葉を受けた。「何とか食らい付いてやろう」。必死の思いで結果を残した。
 最近1軍に上がった渡辺佳、小郷の同期の存在も大きいという。「彼らが分からないことを教えているが、僕にとっても心強い存在になっている。みんなで活躍できたらいい」。22歳の笑顔はどこまでもまぶしかった。(狭間優作)


2019年05月25日土曜日


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