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<高校総体>男子棒高跳び 小泉、笑顔なきV 自己ベスト更新ならず

男子棒高跳び決勝 4メートル40を成功した佐沼・小泉

 第68回県高校総合体育大会は24日、陸上競技が利府町の宮城スタジアムで始まった。男女10種目で決勝があり、男子棒高跳びは小泉宗士(佐沼)が4メートル40で初優勝。女子400メートルリレー予選で柴田が県高校記録を塗り替える47秒02をマークした。女子400メートルは竹内心良(常盤木学園)が大会記録を26年ぶりに更新する56秒12で制した。女子棒高跳びは田崎佑佳(石巻)と三浦真衣佳(志津川)が大会新、佐藤百華(古川工)が大会タイ記録を出し、田崎が3メートル40で優勝した。

 笑顔なき頂点だった。男子棒高跳びを制した小泉(佐沼)は「内容が良くない。あまりうれしさもないです」と苦笑い。自己ベスト4メートル50の更新を目指したが、3度とも失敗。4メートル40までの試技数で順位が決まった。
 昨年は2位。登米市米山中の先輩、千葉(志津川)の3連覇を阻んだ形にはなったが、「千葉選手は本調子でなかったと思う。勝ったという気分でもない」ともどかしそうだ。
 普段はポールを持って助走をしたり、ロープを登ったりと、跳躍以外の練習で地道な努力を続けている。この1年は踏み切る位置と跳び上がった時のフォームの安定に力を入れてきた。中学3年で全国6位に入ったころは面白いように記録が伸びたが「高校では簡単に伸びなかった。甘くはなかった」。
 小学校ではサッカー少年。中学にサッカー部がなく、短距離走に自信もなかったため、佐沼伝統の棒高跳びの世界に飛び込んだ。「宙に浮いている時、バーを飛び越えて落ちる時が楽しくて仕方ない」。競技の魅力を語り始めた途端に笑顔が戻ったところを見ると、天性のボールター(跳躍者)なのだろう。172センチ、65キロ。(剣持雄治)

<柴田県高校新「輝かしいこと」>
 女子400メートルリレー予選で、柴田が東北の持つ県高校記録を0秒06更新する47秒02をたたき出した。第3走者高橋は「天候が良く、思うような走りができた。記録に実感はないが、輝かしいことだと思う」と胸を張った。
 アンカーのエース三浦を中心にスピードは群を抜く。予選、準決勝ともに1位通過で、25日の決勝は記録との戦いになる。4月に走順を変えたばかりで、完成度は高くない。第1走者の渡辺は「まだバトンパスでロスがある。もっと強化したい」と意欲的だ。高橋は「できれば46秒台を出したい」とさらなる記録更新を狙う。

<竹内、26年ぶり大会新>
 女子400メートルで竹内(常盤木学園)が26年ぶりに大会記録を塗り替える56秒12で優勝した。「こんなタイムが出るとは思わなかった」。昨年10月に出した自己ベストを0秒79縮める好走にしばらくは夢見心地だった。
 後半の伸びが素晴らしかった。2位菅原(東北)3位及川(石巻)に挟まれたことも刺激になり、終盤のスピードが落ちなかった。冬場に下半身の筋力強化に励み、粘り強さが格段に増した。
 仙台市中野中3年時に200メートルで県大会を制してから2年。「今は400メートルの方が得意」と話す。「もっと記録を伸ばしてインターハイ(全国高校総体)に出たい」と力強く宣言した。


2019年05月25日土曜日


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