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<三沢市長選>あす告示 保守分裂の構図再び

19日に開かれた公開討論会の最後に握手を交わす小桧山氏(右)と鈴木氏

 任期満了に伴い26日に告示、6月2日に投開票される三沢市長選は、種市一正市長(77)の後継指名を受けた元青森県議小桧山吉紀氏(68)と、2015年の前回敗れた元市議鈴木重正氏(50)が立候補を表明している。前回同様、自民党籍を持つ2人の争いとなる公算が大きく、選挙戦を前に戦いは熱を帯びている。

 前回の市長選は、前市長の長男の鈴木氏と、前市長の後援会長だった種市氏が争った。小桧山氏は種市氏の後援会を引き継いでおり、今回もほぼ同じ構図となる。
 小桧山氏と鈴木氏は共に自民党に推薦願を提出。党三沢市支部は4月20日の総務会で「甲乙つけがたい。両者とも支部への貢献度もある」などとして、推薦を出さないことを決め、自主投票となった。
 党市支部長で三沢市選挙区選出の小比類巻正規県議(67)は両陣営の事務所開きでそれぞれマイクを握って応援。「正々堂々と頑張ってほしいという思いで(両方に)顔を出した。(推薦を)出せるなら2人ともに出したい」と苦しさをにじませた。
 青森県知事選告示の今月16日、三沢市役所前で現職の三村申吾候補が行った街頭演説に、小桧山氏と鈴木氏が応援に駆け付けた。両端に離れて立つなどピリピリした空気で、司会者が2人を紹介することもなかった。
 演説終了後2人がその場を離れると、候補者の応援に来ていた自民党関係者は緊張が解けた様子だったが「これからもっと大変になる」と漏らした。
 両陣営の支持基盤は重なる部分も多いが、保守系の市議は二つに割れている。
 鈴木氏の陣営の総決起大会には市議6人に元市議らも出席。「前回の悔しさを忘れることなく、何としても勝たなければいけない」(選対本部長の西村盛男市議)と雪辱を期す。
 小桧山氏の陣営は市議10人が応援。舩見亮悦議長は総決起大会で、種市氏の実績を紹介した上で「市政を継続と発展させることができるのは小桧山さんだけ」と訴えた。
 両陣営とも「前回以上の厳しい戦いになる」とみており、市内を二分する争いは投票日までさらに過熱しそうだ。


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2019年05月25日土曜日


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