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18年度・東北の農業景況22.2ポイント悪化 4年ぶりマイナス値

 日本政策金融公庫は、2018年度の東北の農業景況調査結果をまとめた。景況動向指数(DI)はマイナス4.8で、17年度通期から22.2ポイント悪化し、4年ぶりにマイナス値に転じた。天候不順や販売価格の下落が影響した。

 業種別のDIは表の通り。全11業種のうち7業種が悪化した。割合の多い稲作は台風などの悪天候が影響して下落。養豚はスペイン産イベリコ豚の輸入急増、採卵鶏は供給過剰により、それぞれ大幅に景況感が落ち込んだ。
 肉用牛は子牛価格の高騰が続いて利益を圧迫した。ブロイラーも低下したものの、サラダチキンの需要が好調でプラス値を維持。露地野菜は長雨による生育不足の影響を受けた前年からの反動で好転した。
 19年度通期の先行きは改善の見通しで、稲作を含む6業種が上昇を見込む。酪農は販売価格の上昇に期待。一方で養豚と採卵鶏はさらなる悪化を予想する。
 日本公庫農林水産事業本部東北地区総括課の担当者は「販売単価の下がった業種を中心に景況感が悪化した。労働力不足も業種を問わず深刻になっている」と指摘した。
 調査は1月、日本公庫が融資する東北の2584の個人・団体を対象に実施し、1010件(39.1%)の回答があった。


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2019年05月25日土曜日


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