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<登米市贈収賄>樋口容疑者「億単位の工事欲しかった」 実績作り狙いか

 登米市発注の迫児童館新築工事の入札を巡る贈収賄事件で、宮城県警に公競売入札妨害の疑いで逮捕されたセルコホーム(仙台市)法人営業部長樋口一春容疑者(51)=宮城県利府町青山4丁目=が「億単位の工事が欲しかった」などと、建設会社「共立」(登米市)社長鈴木久也容疑者(63)=登米市登米町、贈賄などの容疑で逮捕=を介して知った入札情報を利用した動機を供述していることが25日、捜査関係者への取材で分かった。
 樋口容疑者はセルコホームで自治体などが発注する非住宅の施設を扱う部署の責任者だった。県警は同容疑者が非住宅部門の実績を伸ばそうと、下請け工事受注のため同社側に近づいた鈴木容疑者から聞いた入札情報を応札に反映させたとみて調べている。
 関係者によると、同社は2015年ごろ非住宅部門を新設したが、売上額の8割は注文住宅が占める。捜査関係者によると、樋口容疑者は「住宅以外で大きな仕事をしたかった」などとも話しているという。
 同社は17年8月実施の長沼ボート場クラブハウス新築工事の入札で登米市発注工事の入札に初めて参加。最低制限価格を下回る額で応札し、失格した。
 昨年2月15日実施の迫児童館新築工事の条件付き一般競争入札には6社が参加。セルコホームが最低制限価格と同額の2億7402万3000円で落札し、工事の一部を共立に下請け発注した。


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2019年05月26日日曜日


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