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仙台・榴岡天満宮の350年凝縮 総代会が記念誌作製

榴岡天満宮が発行した記念誌の表紙
大正から昭和にかけて行われた修繕の様子を収めた写真(記念誌「天神さまとつヽじが岡」より)

 杜の都の天神さまとして知られる榴岡天満宮(仙台市宮城野区)が、鎮座350年の記念誌「天神さまとつヽじが岡」を発行した。江戸時代からの天満宮の歩みや街並みの変遷、境内の四季の移ろいなどを写真とともに紹介しながら、東日本大震災からの復興と天満宮の歴史継承に思いを寄せている。
 榴岡天満宮は1667(寛文7)年、仙台藩3代藩主伊達綱村の代に青葉区の仙台東照宮から現在地に遷座。2017年に350年目の節目を迎えたことから、総代会内で記念誌発行の機運が高まり、総代長で会社役員の松坂宏造さん(58)さんらを中心に作製を始め、1月末に発行した。
 記念誌は、「四季」「今昔」「復興」の3部で構成。「四季」では梅や桜の名所としての歴史や毎年7月に開催される天神まつりの様子などを紹介。「今昔」は年表に合わせ、大正から昭和にかけて行われた大修繕の様子などを取り上げた。「復興」では震災で被災した社殿の復旧工事を報告し、寄付を託した地域住民らへの謝意も示した。
 松坂さんは「幅広い方に読んでもらえるように写真を多く使った。今後も地元の天神さまとして長く伝え継いでいけるよう努めていきたい」と話す。
 記念誌作製を監修した宮城大の佐々木秀之准教授(44)=地域経済学=は「収録した大正時代の修繕写真は、震災からの復旧工事の過程で見つかった。資料的な価値のある記念誌になったのではないか」と話す。
 縦、横各21センチ。全56ページで800部作製した。地元住民や団体、学校などに無料配布しており天満宮でも閲覧可能。
 連絡先は天満宮022(256)3878。


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2019年05月26日日曜日


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