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三陸サバ、令和フィーバー 大船渡水揚げ4.8倍、沖合低水温で魚群が沿岸に?

サバの大漁に沸く大船渡市魚市場

 元号が令和になった途端、三陸の漁港がサバの大漁に沸いている。ここ数年、主力魚種の不漁に悩まされてきた水産関係者は「幸先有望」と潮目の変化に期待を寄せる。
 岩手県水産技術センターの水産情報配信システムによると、5月1〜24日の県内全市場の水揚げは計1万906トン。前年同期の2.1倍で、統計が残る1994年以降で最多となった。
 特にサバが好調で、24日までの水揚げは計8123トンと前年同期の3.2倍を記録した。本来なら6〜8月が漁の最盛期だが、今年は大型連休明けから既に魚群が濃くなった。
 水揚げが最多となった大船渡は前年同期の4.8倍。もともと5月は水揚げが少ない時期だけに、大船渡魚市場の千葉隆美社長は「『大漁に3日なし』と言うが、こんなに続くとは思わなかった。本当に助かる」と手放しで喜ぶ。
 八戸、気仙沼なども軒並みサバは大漁だ。「はっきりした理由は不明」(岩手県水産技術センター)だが、太平洋側での資源量の増加や、沖合の水温が低いために魚群が沿岸に寄っている可能性もあるという。
 大船渡市の水産加工会社の社長は「近年は、どんな魚がいつ捕れるか分からなくなっている。今後もさまざまな魚種の水揚げを期待したい」と願った。


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2019年05月26日日曜日


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