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<Sクライミング複合ジャパンカップ>伊藤、予選2位で決勝へ 

Sクライミング複合予選ボルダリング ただ一人全課題をクリアした伊藤

 スポーツクライミングで世界選手権(8月・東京都八王子市)の代表選考会となる複合ジャパンカップは25日、愛媛県西条市の石鎚クライミングパークSAIJOで予選が行われ、女子は野中生萌(XFLAG)、男子は原田海(日新火災)がトップで8人による26日の決勝に進み、ともに日本協会の選考基準を満たして代表に決まった。
 協会の強化指定ランクが最も高い選手は予選突破で代表に選出されることになっており、女子で4位通過した野口啓代、男子で2位の藤井快、3位の楢崎智亜、4位の楢崎明智(以上TEAM au)も代表入りが決まった。女子の伊藤ふたば(TEAM au、岩手・盛岡中央高)は予選2位で決勝進出。工藤花(山形県山岳連盟)は11位に終わり、敗退した。
 来年の東京五輪で実施される複合はスピード、ボルダリング、リードの3種目を行い、各種目の順位を掛け合わせたポイントの少ない選手が上位になる。野中はそれぞれ1、4、5位の20点、原田は6、1、1位で6点だった。

◎精神面強さ光る「昨年より成長」
 伊藤はスピード2位、ボルダリング1位で臨んだ最終種目のリードでミスが出て予選2位通過。「ボルダリングの疲れもあって、足が滑って落ちてしまった」と残念そうだった。
 コンディションは良かった。スピードでは自身初の8秒台となる8秒99をマーク。「最初は9秒99かと思ったのでびっくり。初めて出せた」と流れに乗った。
 続くボルダリングでは出場19人中ただ一人、四つの課題全てを完登した。気持ちが入ったのは第1課題。制限時間の5分が迫る中、何度も挑戦を続け、残り約5秒でクリアした。
 持ち前のバランスの良さに加え、精神面の強さが光る。ワールドカップ(W杯)出場も今年で2年目となり「昨年より成長した。完登への気持ちを強く持つようになった」と話す。
 26日の決勝で5位以内に入れば世界選手権への道が開ける。「しっかり成績を残して世界選手権に出場したい」。言葉にも、表情にも自信が満ちている。(岩崎泰之)


2019年05月26日日曜日


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