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海と湿地で探求力育む 気仙沼高生、唐桑で野外調査

横山教授(左)の指導を受け採水器で海水を採取する生徒

 気仙沼高創造類型の2年生38人は24日、宮城県気仙沼市唐桑町の舞根湾周辺でフィールドワークを行い、課題研究についての理解を深めた。

 生徒は湾内へ小型船で乗り出し、首都大学東京都市環境学部の横山勝英教授の指導を受けながら、海水の温度や塩分、酸素濃度などを計測する水質計や、目的の深さの海水を採取できる採水器の使い方を学んだ。
 NPO法人「森は海の恋人」などが管理運営する森里海研究所では、顕微鏡で海水内のプランクトンを観察。東日本大震災による地盤沈下で出現した湿地では、チチブなど汽水域の多様な生物について学んだり、手で触れたりした。
 外国人向けの土産物を研究課題としている西條秀都さん(17)は「研究者の先生たちの熱意が伝わり、自分も熱意を持って研究したいと思った。自然とのつながりを意識して土産を考えたい」と話した。
 横山教授は「自然環境や人間社会などさまざまな課題を解き明かす力をつけてほしい」と述べた。
 創造類型の2、3年生はグローバル課題「海洋問題」を探求している。フィールドワークは第一線で活躍している研究者から研究の心構えを学ぶとともに、地域の研究素材を理解し、今後へ生かす狙い。
 同校は文部科学省の事業「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の指定を受け、国際的な視野で考え、行動し、地域社会に貢献できるリーダーの育成を目指している。


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2019年05月27日月曜日


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