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「手作りパッドで前向きに」 乳がん患者向け講習会、仙台で支援グループ初開催

りんりんパッドの一体型タイプ(左)と羽根付きタイプ
補正パッドを手に、メンバーと話し合う小野代表(右)

 仙台市内のがん患者を中心とする患者支援グループ「春風の家」は、乳がん手術を受けた女性を対象に、乳房補正パッドを手作りする講習会を31日と6月22日、青葉区のカトリック元寺小路教会で初めて開催する。パッド作りの手を進めながら、患者同士が闘病生活や手術後のつらい思いを語り合い、孤独感や不安感を共有する機会をつくる。

 宮城県大崎市の乳がん患者団体「りんりんの会」の高橋修子代表(63)と会員が講師を務め、同会考案の「りんりんパッド」を製作する。
 市販のパッドはベージュなど地味な色が多く、価格も1個2万〜3万円と高額だが、りんりんパッドは花柄など好みの生地で手作りするため、材料費が安い。
 今回製作するのは2種類。「一体型タイプ」は乳房全部を摘出した患者用で、プラスチック製ペレットをガーゼで包み、少し重みを出す。「羽根付きタイプ」は部分摘出した患者用で、胸の形になじむよう伸縮性のあるニットで綿を包む。
 高橋代表は「手術後の胸の形は患者それぞれで、自分に合ったパッドを持てるのが手作りの良さ。薄着になる夏、胸を気にして外出に二の足を踏む人の助けになればいい」と期待する。
 講習会は約1時間半のパッド作りの後、参加者がお茶を飲みながら30分程度、自由に語り合う場がある。
 春風の家の小野敬子代表(70)は「がん患者は周囲に不安や悩みを打ち明けられず、孤独に陥るケースがある。同じ病気と闘う仲間とつらい気持ちを共有し、『自分は一人じゃない』と気付いてほしい」と話す。
 講習会は両日とも午前10時〜正午。定員は各15人(先着順)。参加費は材料代を含め、一体型タイプ製作は1000円、羽根付きタイプは600円。いずれも裁縫道具を持参する。電話で申し込み、事前に胸のサイズを伝える。連絡先は高橋代表090(6259)9205。


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2019年05月27日月曜日


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