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<超えろ、夏 県高校総体注目校>(中)相撲 宮城農/強豪撃破へ部員一丸

三瓶監督(左)相手にぶつかり稽古に励む佐藤=24日、宮城県名取市の宮城農高

 昨年の県新人大会で3位になった宮城農が打倒小牛田農林に燃えている。8連覇中の強豪の牙城を崩そうと、連日稽古に励む。
 チームをまとめるのは唯一の3年生で主将の佐藤翔太だ。押し相撲を磨こうと、この冬はジャンプスクワットと腕立て伏せを続けた。
 三瓶健太監督(26)とのぶつかり稽古は壮絶だ。何度も土俵に転がされ、背中にびっしりと砂が付いても前に出続ける。「下を向くな」「脇を締めろ」。監督の厳しい励ましに肩で息をしながらうなずく。
 県内の高校で相撲部があるのは6校。約50人が所属しているが、他の運動部との掛け持ちも多い。宮城農も昨年夏以降は佐藤と女子マネジャー2人だけだったが、この春は一気に1年生部員12人が加わった。校内の土俵は毎日、活気づいている。
 1年生全員が運動部出身で、のみ込みが早い。25日にあった宮城水産との合同練習は、粗削りな取り口ながらも相手に何度も土をつけ、高校総体に向けて気勢を上げた。
 佐藤は「集大成となる大会にする。相撲に打ち込んできた思いを後輩に引き継げるような取組を見せたい」と意気込む。
 三瓶監督も今回の総体に特別な思いを持つ。小牛田農林の連覇が始まった2011年、中心選手の一人として優勝に貢献している。「打倒小牛田農林に一番燃えているのは私かもしれません」。伝統校撃破へ、チーム一丸となって挑む。


2019年05月27日月曜日


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