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<なでしこL・マイナビ仙台>悪条件の中持ち味発揮

仙台−千葉 前半45分、仙台の宮本(中央)が相手守備をかわしてシュートを放つ

 30度を超す暑さと芝がめくれたピッチ。ドローに終わった仙台だが、悪条件の中で持ち味を発揮できたのは大きな収穫だった。公式戦の無失点は9試合ぶり。ボール保持を優先する戦術を貫き、試合の主導権を握り続けた。「チームは上向いていると思う」。辛島監督は手応えを口にした。
 パスをつなぐ意識を全員で共有できた。最終ラインの奈良を起点にビルドアップを徹底。前線で手詰まりになっても、ためらわず後方に戻す。再び前に運んで相手のスペースを突き、敵陣に迫った。奈良は「集中を切らさず、サイドや中盤でボールを回すことができた」と振り返る。
 2年目の宮本の成長が大きい。右サイドハーフとして公式戦に4試合連続で先発。鋭いターンやドリブルでためをつくり、仲間の攻撃参加を引き出した。前半45分には左サイド寄りに流れ、惜しいシュートを放つ場面も。初めてフル出場を果たした19歳は「チームのやりたいことを少しだけ表現できた」と笑顔だった。
 これで得点を挙げることができれば完璧だった。シュート4本を決め切れなかった浜田は、無得点を悔やみながらも前を向く。「チームとして積み重ねたものが少しずつ試合で出るようになった。勝てばもっと自信がつくと思う」。次節のINAC神戸戦でもチームの形を貫けば、自信は確信になる。
(原口靖志)


2019年05月27日月曜日


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