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<YKKAP>東北製造所にライン新設 三重ガラス「樹脂窓」

 建材大手YKKAP(東京)は、樹脂製フレームに三重のガラスを組み合わせた「樹脂窓」の製造ラインを東北製造所(大崎市)に新設する。従来は北海道工場(北海道石狩市)にしかなかったが、東北の一戸建て住宅での需要増に伴い、生産能力を高める。
 三重ガラスの樹脂窓は2014年に北海道で発売された。厚さは約40ミリで、ガラスに挟まれた二つの空気層にアルゴンガスを封入するなどし、断熱性能を高めた。
 高性能住宅の普及に合わせて東北にも広がり、18年の東北での販売数は約1万5000セットを記録。17年比で約4000セット増えた。関東でも伸びが見込まれるため、東北製造所へのライン新設を決めた。
 総投資額は約8億円で、新ラインの稼働は9月を予定する。東北製造所と北海道工場を合わせ、全社の生産能力は従来の2倍に引き上げられる。東北での今年の販売目標は2万セットに設定した。
 従来のアルミ製フレームなどに比べて断熱や遮熱、機密性に優れる樹脂窓の採用割合は年々増えている。東北では11年に27%だったが、工務店などへの売り込みが奏功し、18年は52%に上昇。今年は59%を目標に掲げる。
 東北支社の沢田雅稔支社長は「東北への三重ガラスの普及はもう少し時間がかかると考えていたが、予想以上に早まった。樹脂窓全体でも1割弱を占めており、ライン新設の意義は大きい」と説明した。


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2019年05月28日火曜日


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