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<青森知事選>自民・滝沢氏と立民・小田切氏 参院選へ2氏対照的

参院選に立候補を予定する滝沢氏(右)と小田切氏、知事選ポスター掲示板のコラージュ。2人は知事選で対照的な動きを見せる

 現職と新人の2人が争う青森県知事選(6月2日投開票)で、夏の参院選青森選挙区(改選数1)に立候補を予定する与野党の2人が対照的な動きを見せている。再選を狙う自民現職の滝沢求氏(60)は自身のアピールも兼ねて精力的に活動。対する立憲民主、国民民主、社民の3野党の統一候補で、立民新人の弁護士小田切達(さとる)氏(61)は目立った活動をしていない。

<自身も売り込む>
 知事選は、反原発団体が推す新人の佐原若子氏(65)と5選を目指す現職の三村申吾氏(63)による一騎打ちの構図。立民、国民、共産、社民の野党4党は佐原氏を支援。自民党県連と公明党が三村氏を推薦する。
 知事選告示日の16日、青森市内であった三村氏の第一声。滝沢氏は100人以上の聴衆を前に「令和時代の初代知事はただ一人、三村候補しかいない」と声を張り上げた。
 滝沢氏は告示日から20日までの5日間、三村氏と選挙カーで県内全域を駆け巡った。計20カ所以上で街頭演説し、集まった有権者らと握手を交わすなど、自身の売り込みにも力を入れる。
 自民県連幹部は「滝沢さんが県内にいる時は全てを知事選の活動につぎ込んでもらう。知事選と参院選を連動させて相乗効果を狙う」と意気込む。
 滝沢氏は都内での公務を終えて、23日午後から三村氏の選挙運動に再合流。投開票日前日の来月1日までに、少なくともさらに10回以上の街頭演説をこなす予定だという。

<一度も姿見せず>
 一方の小田切氏は告示日以降、佐原氏の街頭演説には一度も姿を見せていない。立民県連の山内崇代表は「単純に露出を増やせば良いわけでもない」と説明するが、背景には最大の支援団体である連合青森への配慮がありそうだ。
 連合青森は、小田切氏の支援を決めているものの、知事選は自主投票とした。電力系労組を抱え、原発ゼロを掲げる候補に肩入れできない事情があるためだ。小田切氏の動きの鈍さについて、国民県連幹部は「佐原氏の選挙活動に積極介入し、連合を下手に刺激するのを避けたのだろう」と推し量る。
 社民県連幹部は「(立民の)事情は分かるが、知事選は小田切氏の知名度を上げる上でも役立つのに…」とこぼす。
 参院選青森選挙区には、共産新人の斎藤美緒氏(39)も出馬を表明しているが、小田切氏への一本化の方向で野党間で調整が進められている。


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2019年05月28日火曜日


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