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VRで津波体験 秋田市が啓発動画制作 脅威を肌で感じて防災意識向上へ

秋田市の土崎地区に津波が迫る様子を表現したCGの動画
VRのゴーグルを装着し、避難行動を疑似体験する参加者=秋田市

 秋田市は、地震や津波が起きた際の避難行動を仮想現実(VR)で体験できる「津波シミュレーションシステム」と、津波が迫る様子をコンピューターグラフィックス(CG)で表現した啓発動画を制作した。津波の脅威をVRやCGを通して肌で感じてもらい、防災意識向上を目指す。
 シミュレーションシステムと動画は、秋田県沖でマグニチュード(M)8.7の地震が発生し、秋田市で震度6強を観測したとの想定。秋田大地方創生センターの鎌滝孝信准教授(地質学)が監修した。
 秋田港がある土崎地区で27日に体験会が開かれ、午前の部には市民23人が参加した。土崎地区に津波が押し寄せる動画を見た後、VRのゴーグルを装着し、避難場所に歩いてたどり着くまでの道のりを確認した。
 「地震で道路が陥没して通れない」など想定外の状況に戸惑いながらも、それぞれ落ち着いて避難場所を目指した。川尻小3年佐藤笑太郎君(8)は「どう逃げようか迷ってしまい、難しかった。勉強になった」と話した。
 シミュレーションシステムは土崎の北部市民サービスセンターに常設。防災講座にも活用する。動画は動画投稿サイト「ユーチューブ」の秋田市公式チャンネルでも見ることができる。


2019年05月28日火曜日


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