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<ベガルタ>ピッチサイド 田中、覚悟のデビュー「突き詰めてやりたい」

田中渉

 プロ入り初の大役で輝きを見せた。22日のYBCルヴァン・カップ、J2柏戦。先発した仙台の高卒新人の田中が初ゴールで、1次リーグ6戦無敗で締めくくる立役者となった。支えたのは強気の姿勢。試合前には「得点やアシストを決めれば個人の評価が上がる。突き詰めてやりたい」と宣言。有言実行の活躍だった。
 1点を追う後半34分、道渕の低い左クロスに逆サイドから猛然と駆け込んで左足を合わせた。思い切りの良い一撃。渡辺監督は「ボックス(ペナルティーエリア)に入ってシュートを打つチームの形を体現してくれた」とたたえる。
 覚悟があった。本来はボランチだが、試合前の練習では2トップの一角なども試した。その結果、渡辺監督に「右サイドハーフが一番やりやすい」と話したという。希望通りのポジションでピッチに立ち、ターンやジャンプなど巧みな動きで相手をかわして敵陣深くへ進入。FKのキッカーも務めるなど、堂々としたプレーを披露した。
 敗色濃厚だった試合を引き分けに持ち込む奮闘にも、表情に笑みは少なかった。「白星にはつながらなかったので。勝利を決定づけるゴールを取れば、チームに必要とされるはず」。18歳は気後れせず結果を求め続ける。(原口靖志)


2019年05月29日水曜日


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